旅先での想い出
全国各地を歩いた。そして、どこもその土地特有の風土があり、人が居た。
そんな中でも、特に想い出深い土地を紹介します。まだ、他にもあるので、追々増やしていきます。
*沖縄
*富山
*エジプト
いろんな土地を歩いた。どこも、思い出深い土地である。知らない人との何気ない会話の数々。そしてその土地の空気を吸い、
水を飲み、自分の心と体に新鮮な息吹を吹き込みながら、また、旅をする。
いにしえの旅人もこうだったのだろうか。
ただ違うのは、交通手段が余りにも発達しずぎて、誰も歩こうとしないことではないだろうか?
歩く、歩く、人間の基本動作を今の人間はどうも忘れているきらいがある。
歩きましょう。
そして、その見知らぬ土地での、出会い、そして、そこの土地の人との会話を楽しみましょう。
全く違う自分がいることに気がつくかも知れない。自分の再発見のためにも歩きましょう。
全身に使用できるラメスプレーで旅にでましょう!
夜は素敵にキャンドルで時間を楽しみましょう!
沖縄は、夏はとてつもなく暑い。海に裸で入るものなら大変。背中中、火傷してしまうほど紫外線も強い。
冬でも20℃はある沖縄。
ここは、別世界でしょう。
鹿児島出身の自分でも、沖縄は日本(ヤマトンチュ)にないものを持っていると実感せざるを得ない。
やはり、熱帯系の植物や動物、そして、人間の心の違いでしょう。
当然、食べ物も違うし、飲み物も違う。
そんな沖縄は、正月が最高かも知れない。
こんなことを聞いた。
沖縄で「昆布」と「豚」料理を毎日のように食していると髪の毛が生えてきた・・・と。
関西から住み着いたというオジサンが、自分の頭をなでながら得意気に喋っていた。
沖縄の風と湿度と、暖かさの中で、これらの料理が髪の毛の肥やしになったのだろう。
<サキシマスオウの木の下で>
富 山
富山は、10月頃からは、空にはどんよりと重く暗い雲が立ち込め、気持ちまで暗くなるような湿気の高い長い冬がやってくる。
そして、重い雪がこれでもか、これでもかという位に降り続く。
北海道と根本的に違う点は、「雪質が違う・・・北海道の雪は軽い、ふわふわと飛んでいくような雪である」、そして、「いつまでも
どんよりとした天候ではなく、晴れたり曇ったりと、めまぐるしく変化する」点であろう。
でも、荒涼たる日本海を前にして、背後には急峻な北アルプスの2000m級の峰々が列を成している様は、圧巻ものである。
海と山とがこんなにまで近くで共存している土地は、他にはなかなか見出せないだろう。
海と山の両方を楽しめる土地である。懐が深い土地でもある。そして、「日本一の持ち家率」を誇っている県でもある。
やはり、北アルプスの想い出が一番でしょう。俗界から離れて、自分を自然の中に放り投げ、そして、きままに山を歩ける。
そんな旅ができる土地です。
<黒部五郎岳を望む>
旅先で洗濯がなかなか出来ない。でも、汗や体臭を一発で消臭できるので安心・安心。
エジプト
エジプトは、仕事で行ったついでに、少々、「旅行」をした。「旅」ではなかったが、興味深い経験をした。
同じ地球なのに、こんなにも文化が異なる土地があるのにはひどく驚愕した。というより、地球ではない別な惑星に来たという感じがした。
物の本ではいろいろ読んではいたが、実際触れてみると、全く違う印象を受けた。
このときの旅行記が短編部門で準賞を頂き、出版した。「砂塵と古代エジプト文明」という本である。
一番の圧巻は、「アブシンベル神殿」である。この神殿は、アスワンハイダムができたことにより、水没するため、スウエーデンの提案を受け、
数1000個のブロックに分割して、丘の上に移設したものである。この神殿のある周辺は、全く草木の無い砂漠か荒涼としたガラガラの丘しかない
所である。こんなところに、どうして、こんな素晴らしい神殿を作ることになったのか?不思議でならない。
丁度、その年の札幌の雪祭りで「アブシンベル神殿」の雪像が造られた。その雪像の脇には、「UFOと宇宙人」が一緒に置かれていいた。
きっと、現地まで行って、このアブシンベル神殿を見た人は、こんな辺境の地にどうしてこんな神殿を造ったのか、納得できないで、宇宙人
のイメージと結びつけたのだろう。自分もそう思った、そう思いたくなった。
<アブシンベル神殿>
<札幌雪祭りでのアブシンベル神殿>